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【社会】村上ファンド元代表の有罪確定へ インサイダー事件

ニッポン放送株を巡るインサイダー取引事件で証券取引法違反罪に問われた村上ファンド元代表、村上世彰被告(51)の上告審で、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は7日までに、元代表側の上告を棄却する決定をした。懲役2年、執行猶予3年、罰金300万円、追徴金11億4900万円とした二審判決が確定する。

弁護側は上告審で、堀江貴文・ライブドア元社長(38)=懲役2年6月の実刑確定=らによるニッポン放送株買収計画について「実現可能性は皆無だった」として、インサイダー取引には当たらないと主張したが、同小法廷は決定理由で「株式公開買い付け(TOB)などを会社の業務として行う旨の決定があれば足り、買い付けが実現する可能性が具体的に認められる必要はない」と判断した。5人の裁判官全員一致の判断。

TOBなどに関する未公開情報を、幅広くインサイダー情報ととらえる判断で、市場に影響を与えそうだ。

(日本経済新聞6月7日)



村上元代表が実質支配し、法人として同罪に問われたファンド中核の投資顧問会社「MACアセットマネジメント」も、罰金2億円とした二審判決が確定する。


2007年7月の一審・東京地裁判決は「ファンドマネジャーというプロの犯罪で実刑が相当」と判断、村上元代表に懲役2年の実刑を言い渡した。これに対し09年2月の二審・東京高裁判決は、インサイダー取引の対象となる買収計画には「投資家の判断に影響を及ぼす一定の実現可能性が必要」としたうえで実刑を破棄し、執行猶予を付けた。


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